- 潰瘍性大腸炎ですが、どんな調味料・どんな塩がおすすめですか?

というあなたへ。まずはピンクソルトをおすすめします。
ピンクソルトはミネラルが豊富に含まれており、そのバランスは人間の体内にあるミネラル成分とよく似ています。
ですので、ピンクソルトは、からだが酸性に傾きやすい私たちの、pHバランスを整える助けになってくれそうです。
pHバランスとは、体の血液や体液の、酸性・アルカリ性のバランスのこと。多くの病気がこのpHバランスの乱れによって引き起こされています。
つまり、pHバランスが整ってさえいれば、免疫力が高まるということです。そのためにはミネラルが必須であるということ、ご参考になれば幸いです。ぜひご一読ください。
ピンクソルト
普通の塩とピンクソルト
「普通の塩」は塩化ナトリウムが100%近いため、濃度が濃く塩辛いですが、ピンクソルトはミネラルを多く含むため、まろやかで少々甘みを感じます。
100中 | ピンクソルト |
塩化ナトリウム | 39.1g |
カルシウム | 274mg |
マグネシウム | 211mg |
鉄 | 8.83mg |
マンガン | 0.19mg |
銅 | 0.02mg |
ピンク色である理由は、着色料でなく鉄分です。ですので鉄分が多いほど色が濃くなります。色が濃いほど塩辛さが減りますが、その分ミネラル成分が多くなるため雑味が増します。
程よい色合いの淡紅色がおすすめです。

塩は濃度が高いため、水分を呼び込む特徴があります。ですので塩を取り過ぎると、血液中のボリュームが増えて血圧があがる仕組みです。塩化ナトリウムの割合が少ないピンクソルトであれば、上手に減塩ができそうです。ただし、たくさん使えば同じ事、お気をつけください。
抗酸化作用・ミネラル
からだが酸性に傾くと起こること
健康な人の体は弱アルカリ性に保たれています。しかし、食べもの・生活習慣・環境・病態などの影響により、容易に酸性に傾きます。
酸性に傾くとは、つまり体がサビつくということです。食べ物でしたら腐食をする状態、人においては新陳代謝が悪くなり、免疫力が低下し、さまざまな症状や病気をひきおこす状態です。過剰な酸化ストレスは、潰瘍性大腸炎の発症や再燃の要因の一つです。

ピンクソルトに含まれるマンガンや銅が、抗酸化ミネラルです。
健康を保つためには、体を弱アルカリ性に保ち、免疫力を高めることが重要です。ミネラルは体の機能を維持したり調整したりする重要な役割を担っています。
またミネラルは、汗や尿から排泄されるだけでなく下痢によっても失われます。不足しないよう日々の食生活から取り入れていきましょう。
その他・メリット

小さい頃、塩でうがいをした記憶があります。
風邪をひき喉が痛いと、塩うがいだったり、ネギを首に巻いたりする時代を私は過ごしました(T_T)
ピンクソルトなどの岩塩は、古くから薬効果があるといわれ広く使われてきたようです。
たとえば、口の中の炎症や喉の痛みなどを鎮める作用があるとのこと。鼻づまりには、ピンクソルトで鼻うがいをすると症状が軽くなると言われています。実際、塩化ナトリウムが入った商品が販売されていますよね。
また、入浴では関節痛・筋肉痛が和らいだり、デトックス・むくみ軽減などが認めれています。

ヒマラヤ山脈につづくパキスタンに、巨大ソルトレンジ(巨大な岩塩鉱脈)が存在する洞窟があると。
私はピンクソルトを見ると、なぜか旅をしている気分になります。大地の恵みに感謝です。

ドレッシングの代わりに、アマニ油と使う事が多いです。

体調がわるいときは、なかなか食べられない思います。食事の回数を減らしたり、腸を休ませる事が大切ですが、ただ、そのような時でも欠かせないのが水分です。市販の飲み物に、追加で塩や砂糖を入れミネラルや糖分を補給できるとよいです。
症状が著しい時は医師の指示により、入院して絶飲食となります。

気をつけること
塩分摂取は、一日当たり男性「7.5g未満」、女性は「6.5g未満」です。
ピンクソルトは、塩であることに変わりないので取り過ぎないように。普通の塩よりも塩辛さがないためかけ過ぎる心配があります。
血圧が高い方、腎機能が低下している方は医師の指示に従いましょう。
ミネラルは塩だけでなく、野菜や果物にも含まれます。いろいろな食品からまんべんなく摂取できるとよいでしょう。
おわりに
ピンクソルトはミネラルが豊富に含まれており、そのバランスは人間の体内にあるミネラル成分とよく似ています。
通常の塩より、塩化ナトリウムが少ないですので利用しやすいと考えています。ミネラルは体の機能を維持したり調整したりする重要な役割を担います。日々の調味料として取り入れてみてはいかがでしょうか。
それではこのへんで。

今日もありがとうございました。

お体ご自愛くださいね。
