【潰瘍性大腸炎】いつもの油を「エクストラ・バージン・オリーブオイル」へ♪

  • 潰瘍性大腸炎ですが、おすすめの油を教えて下さい。
たかはし
たかはし

というあなたへ。エクストラ・バージン・オリーブオイルをおすすめします。

Takahashi

♦こんにちは「たかはし」と申します♦精神科訪問看護師♦心理学・カウンセリング・コーチングを学んでいます♦UC寛解継続中の身・医療者として情報を発信♦ご参考になれば幸いです♥

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脂質は効率よくエネルギーを作り出すほか、脳や体の組織、心をつくりそれらを調整しています。

低脂質にする理由は「腸を安静にするため」なんですが、そればかりに気をとられ、体の脂質が不足しては元も子もありませんね。

一日に必要な脂質を、過不足なく摂ることも大切ですし、どんな脂質を体に入れるかもまた大切なこと。今回は脂質の大切さと、オリーブオイルについてご紹介します。

ご参考になれば幸いです。ぜひご一読くださいね。

脂質の大切さ

脂質は、私たち人間の材料であり燃料です。潰瘍性大腸炎であるがゆえ、低脂質を意識しすぎると、脂質不足を招くことになります。

たかはし
たかはし

下記が脂質の作用です。

  • 脳の成分となり、脳の健康を保つ
  • ホルモンの構成成分となる
  • 38兆個の細胞膜を構成する
  • 脂溶性ビタミンの吸収を促す
  • 体温保持や活動のエネルギーとなる
たかはし
たかはし

身の回りには、いろんな種類の脂質が存在しています。心と体の源は、良質な脂質がよいと考えています。

体調不良のときは、胃腸の負担を減らすため、脂質をぐっと減らす・あるいは中止するという対策が必要ですが、それ以外は神経質にならなくて大丈夫です。もちろん過剰摂取はよくありません。

人工的に作られたトランス脂肪酸は控えた方がよいでしょう。同じ脂質を摂取するなら「体にとって害のないもの」を選択して下さいね。

オリーブオイル

オリーブオイルには、オレイン酸や・リノール酸という脂肪酸が含まれています。

たかはし
たかはし

オリーブオイルの55~83%がオレイン酸です。

オレイン酸は悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールは減らさない働きがあるため、動脈硬化にともなう心臓や脳の病気ですとか、高血圧などの予防に役立つと言われています。また潰瘍性大腸炎では「炎症を悪化させる化学物質」をブロックし、発症を抑えたという報告があがっています。

オリーブオイルを日常的に使う地中海沿岸においては、平均寿命が長いことから、地中海式食生活が注目を浴びていますよね。

米油と迷う方がいらっしゃると思いますが、それぞれ特徴があり、生かし方があると思います。オレイン酸含有量についての話ですと、オリーブオイルのほうが多いです。(オリーブオイル70%・米油40%)

たかはし
たかはし

近頃価格が上昇していますね(T_T)

私は、アマニ油と同じ使い方で、出来上がったサラダやおかず・汁物に入れて使っています。

たかはし
たかはし

最近使っているエキストラ・バージン・オリーブオイルです。

特殊キャップが正常に機能するかどうかは、使ってみないとわかりません。いろんな時がありますが、いつも香りが一定しています。酸化した物は、からだに負担なのでその点安心です。

オリーブオイルの種類は多く、価格もさまざまです。日本ではエクストラ・バージン・オリーブオイルに対する明確な基準がないそうです。

加工のため化学物質を使用したり、不純物が入った商品があるとのこと。その点を頭にいれておきましょう。

気をつけること

オリーブオイルにアレルギーがあると食べられません。

何回使用しても、毎回お腹の症状が出る場合はやめましょう。

くれぐれも過剰摂取をしないよう気をつけましょう。

寛解期では、脂質の制限はないと示されることがありますが、潰瘍性大腸炎の食事は、「低脂質」が基本にあることを忘れないで下さい。病状が落ち着いたことを理由に、脂質コッテリ・無制限の食生活を送ることは避けましょう。低脂質にする意味は「腸を安静」にするためです。

体調が悪いときは、良い油であっても調理に使うものはいったん中止しましょう。食材に含まれる脂質はなるべく低脂質なものを選んで下さいね。

おわりに

脂質は、効率よくエネルギーを作り出すほか、脳や体の組織をつくりそれらを調整しています。

一日に必要な脂質を、過不足なく摂ることも大切ですし、どんな脂質を体に入れるかもまた大切なことです。

健康作用のある、オレイン酸を多く含む「エクストラ・バージン・オリーブオイル」へ切り替えてみてはいかがでしょうか。

それではこのへんで。

たかはし
たかはし

今日もありがとうございました。

Dr. かなや
Dr. かなや

お体ご自愛くださいね。