サイト運営のきっかけ


こんにちは、
看護師のたかはしです
ナース歴・潰瘍性大腸炎歴は20年以上となりました
現在、障害者グループホームでお仕事をしています
利用者さまと、スタッフさんの健康管理や、内服管理・通院支援をしています
時にスタッフへ向けて研修をしたりですとか、カウンセリングといいますか、スタッフさんの心が軽くなるようなサポートをしています
ほぼ雑談なんですけどね
サイト運営のきっかけ
私自身が潰瘍性大腸炎のため当サイト「潰瘍性大腸炎の案内」を立ち上げました。
発症当時は病気と向き合うことができず、多様な症状により気力や体力が奪われました。
弱い体を責め涙がでることもありつらい日々を送ってきましたが、現在寛解をむかえています。
当時を振り返るとあの時こうしておけばよかったなと思う事もありますが、遠回りしたからこそ看護師としてお伝えしたいことがあると感じました
私は医療者なので完治した・治ったという言葉は使わないようにしています
サイトを見て下さっているかたの受け止め方に誤解が生じてはならないからです
みなさんの体調やこころが今どのような状況であっても、これからはできるだけ良い状態でいてほしいということを強く思います。
そのためには医療に任せきりになるのではなく、医療とともにあなた自身ができることに取り組んでいく必要があると考えています
あなたを担当する先生と、あなたの生活スタイルとの間でこちらのサイトが闘病生活の一助となれば幸いです
辛い症状で悲しい思いをしていませんか

潰瘍性大腸炎の症状
・度重なる下血と腹痛
・肛門の痛み切迫した便意
・便が形にならない
・貧血、倦怠感、関節痛
・恐怖で食べられない
・外出できない
・体重減少、その他
みなさんは今どんな状況ですか?
切迫した便意によってトイレに間に合わなかったりパットやおむつが必要不可欠で、住んでいる町のトイレの場所を把握したり、
一向に改善しない症状や入退院の繰り返しに不安が募り、自信を失っていませんか?悲しい思いをしていませんか
あなたができることに妥協しない

医療とともに
潰瘍性大腸炎のの発症から先生とのお付き合いはどれくらいになるでしょうか
医療は潰瘍性大腸炎の私たちを客観的に診る大切な存在です
もしあなたの中で医療に対して疑問や不信が生まれた時は、医療との間で誤解が生じていないか、情報社会の中であなた自身が惑わされいないか、
潰瘍性大腸炎の知識を正しく理解しているか、病気としっかり向き合えているのかをいま一度振り返っていただきたいです。
医療に頼りすぎている現状
これは潰瘍性大腸炎の方に限ったことではありませんが、あなたは医者が処方するお薬だけが最善だと考えていませんでしょうか?
言い換えればあなた自身の病気を、医者やお薬任せにしていませんか?ということです
あなたに、何かできることはないでしょうか?
医療のサポートに加え、あなた自身が積極的に治療に参加することで症状の改善や、再燃を防ぐことができるはずですし、再燃をしてもそれを最小限に抑えることができるはずです
潰瘍性大腸炎の私たちができること
それは何か。お気づきかと思いますが 生活習慣の改善です。その中でも食生活が特に重要です。
お薬を飲んで落ち着いているからと、食生活を曖昧にしていませんでしたか?
お薬で症状抑え、これまで通り頑張りすぎていませんか?
今のあなたの腸に耳を傾けてください。傾腸してあげなければ症状は悪化してしまいます。
潰瘍性大腸炎の発症はいくつもの要因が重なり発症すると考えられています
・遺伝的な素因の関係や
・食生活の影響
・細菌やウイルス
・ストレス
・免疫異常
こうした要因の1つ1つを考えてみると、私たちのやるべきことが見えてきます。
潰瘍性大腸炎の患者さんの中には 病気が腸の広範囲を占め寛解が難しい方(難治性)や、腸に穴が開いたり(大腸穿孔)、大量出血により手術が必要となる方がいらっしゃいます
重症の患者さんは体力・気力が落ちている中で病気と闘い、医療は全力でサポートをおこないます
重症度は人それぞれですが、軽症や中等症のあなたにもきっと出来ることがあるはずです。症状が軽いからといって、病気を侮らないでほしいのです。

あなたの生活や食事スタイルに 医者は関わることができません
あなた自身が出来ることを見つけて行動に移していきましょう
食事であなたの生活は変わるのか

変わります
なぜなら食事も大事な薬だからです。時間はかかるでしょうし波があると思いますが症状の軽快とともに生活の質が上がり自信が持てるようになるでしょう
しかしながら現状は、医者や処方薬に身を任せて食事や生活習慣には関心がないという方が多い
炎症を起こした腸をカメラで見たことがあるでしょうか
ただれや潰瘍ができた腸内はとても痛々しいものです。

私たちにできることは傷ついた腸を労り育てることです。まずは食習慣を見直していきましょう
ゴールは人それぞれです
私は現在寛解を迎えていますが、これまでに都度小さなゴールを決めてきました。本当に小さなゴールです。健康な方から見れば あたりまえの日常かもしれませんが、それが私のゴールでした

みなさんはどんなゴールを望みますか?
- 出血がない
- お腹の痛み・肛門痛が落ち着く
- 切迫便意・トイレの回数が減る
- 形のある便が出る
- 倦怠感や、関節痛が楽になる
- 貧血の値が1.0上がる
- 少しずつ食べられるようになる
- 1㎏体重が増える
- 気持ちが楽なる、外出できるようになる
- 仕事を続けられる
- 会社の検診で便潜血がマイナスになる
- その他
少しでもこうなったらいいな という想い、それが小さなゴールです。短期目標とでも言いましょうか
ずいぶん先の長期の目標より 身近に起きていることに目を向けることが大切です
今のあなたの腸に耳を傾けましょう
病気を正しく知り、しっかりと向き合ってほしいと思っています。医療の力とあなたの力を合わせれば、症状改善の可能性が拡がります
症状が軽くなれば 少し自信が持てるようになりますよ。

寛解をコントロールできるよう一緒に頑張っていきましょう