- 潰瘍性大腸炎はコーヒーを飲めますか?

というあなたへ。私は時々飲んでいます。
こんにちは
看護師のたかはしです
ナース歴・潰瘍性大腸炎歴はともに20年以上となりました。
あなたの症状が少しでも改善されますよう、これまでの苦労や経験を活かし、医療者としてご提案・ご案内をしてまいりますので、どうぞよろしくお願いします!
問題になるのが「カフェイン」ですね。コーヒーは紅茶の2倍含まれているため、潰瘍性大腸炎では紅茶をお勧めすることが多いです。
それでも飲みたいのです。というあなたへコーヒーを飲む際のポイントをお伝えしてまいります。
カフェイン
カフェインの問題点はいくつかあります。下記のように胃腸へ負担をかけることがある、ということは頭に入れておきましょう。
- 胃酸の分泌が増える → 胃に負担をかける
- 利尿作用 → 体内水分が少なくなり便秘に傾く
- カルシウムが排泄されてしまう → もったいない
- 腸への刺激 → 腹痛やお腹が張るなど
- 覚醒作用 → 高揚感への依存 → やめられない・やめると離脱症状現る

体調が良いと感じられても、持病があることを忘れないようにしましょう。

当サイトは「カフェインレスコーヒー」をお勧めします。
コーヒー油
コーヒーには「コーヒーオイル」が含まれています。コーヒーのコクや甘さを感じる成分ですね。脂質量は少ないため問題になりませんが、過剰摂取は良くありません。
また、ドリップタイプより「インスタント」のほうがオイルが少なめです。
下記の画像は、私がいつも利用するインスタント。お湯を注いだところですが、ギトギトするような油は見当たりません。

この後、アカディ牛乳を入れカフェオレにして飲んでいます。

古いものはオイルが酸化するので気をつけましょう。
ポリフェノール
コーヒーに含まれる「ポリフェノール」は血液をサラサラにします。血管が詰まりにくくなるため脳梗塞や心筋梗塞などを防いでくれると考えられていますが、腸を刺激する作用も持ち合わせています。
ある病気には良い影響があるけれど、別の病気においてはリスクがあるということ。カフェインレスでも過剰摂取はいけませんね。
ネスカフェ・ゴールドブレンド

いつも利用しているカフェインレスコーヒーです。

今日のおやつ♪
私はスティックタイプを1/2本(1g)にしています。ブラックで飲むこともありますけど、やっぱりカフェオレがほっとしますし、牛乳多めで栄養がとれるので。牛乳は乳糖がほぼカットされたアカディ牛乳です。


おいしいですよ~♪
薄味のカフェインレスコーヒーが多いですが、苦みもしっかりあると思います。
気をつけること
コーヒーやコーヒーオイル自体が、体に合わない場合があるということを頭に入れておきましょう。飲んで不調が出るようなら止めましょうね。

寛解期以外は冒険しないこと、腸を休ませる時はしっかり休ませてください。
カフェインレスでも腸を刺激する「ポリフェノール」は入っていますので、飲み過ぎには気をつけましょう。
濃いよりは薄い、冷たいより温かいほうが胃腸に負担をかけないことも覚えておいてくださいね。
おわりに
コーヒーより紅茶をすすめる場合が多いですが、カフェインレスコーヒーでしたら比較的安心・安全に楽しむことができると思います。
極端な制限やがまんは心に負担をかけます。多くの種類のカフェインレスコーヒーが販売されていますので楽しんでみてください。
香りを楽しみ、心が癒やされる時間を増やしましょう♪

今日もありがとうございました。

お体ご自愛くださいね。
